「副業で買ったパソコンは経費にできる?」
「ChatGPTなどのAIツール代は?」
「自宅で副業している場合、インターネット料金も経費になる?」
副業で収入が発生するようになると、気になるのが必要経費です。
副業では、売上だけでなく、その収入を得るために必要となった支出も記録しておくことが大切です。
ただし、
副業をしている人が払ったもの
=
何でも経費
というわけではありません。
先に結論
副業の経費を考えるときの基本は、
その副業収入を得るために必要な支出だったか
です。
さらに、パソコンやスマートフォン、インターネットなど、
副業
+
プライベート
の両方で使用するものは、事業・業務で使用した部分と私生活で使用した部分を区別して考える必要があります。
この記事では、会社員が副業をするときに発生しやすい支出を例に、経費にできるもの・できないものの基本的な考え方を解説します。
この記事でわかること
- 副業の必要経費とは何か
- 経費にできる可能性があるもの
- 経費にしにくいもの
- パソコン・スマホ・通信費の考え方
- 家事按分の基本
- 領収書などを残す理由
- 副業の必要経費とは?
- 副業なら何でも経費にできるわけではない
- 副業で経費にできる可能性があるもの10選
- 副業で経費にできない・注意が必要なもの
- 仕事とプライベートの両方で使うものはどうする?
- 家事按分とは?
- 自宅の家賃は副業の経費になる?
- 電気代も経費になる?
- パソコンを買った年に全額経費にできる?
- クレジットカードで買っても経費になる?
- 領収書がないと絶対に経費にできない?
- 副業の経費は毎月記録する
- AI副業で経費になりやすい支出は?
- ブログ副業で発生しやすい経費
- 副業スクール代は経費になる?
- 経費を増やせば節税になるから買った方がいい?
- 副業の初期費用と経費は同じ?
- 経費を引けば20万円以下なら確定申告不要?
- 開業届を出していないと経費にできない?
- 副業で経費を計上すると会社にバレる?
- 副業の経費チェックリスト
- 経費か迷ったらどうする?
- まとめ|副業の経費は「仕事との関係」を説明できるようにする
副業の必要経費とは?
必要経費とは、簡単にいえば収入を得るために必要となった費用です。
たとえば業務に係る雑所得の場合、基本的には、
総収入金額
-
必要経費
=
所得
という形で考えます。
そのため、副業の確定申告を考えるときは、売上だけではなく必要経費も整理しておくことが大切です。
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副業なら何でも経費にできるわけではない
副業を始めたからといって、普段の生活で使っているものをすべて経費にできるわけではありません。
判断するときは、
- 副業の仕事に必要だったか
- 収入を得るための支出と説明できるか
- プライベートな支出ではないか
- 仕事と私生活の両方なら区別できるか
- 支払ったことを確認できる資料があるか
などを確認します。
副業で経費にできる可能性があるもの10選
1.パソコン
Webライティング、動画編集、画像制作、ブログ運営など、パソコンを使う副業は多くあります。
副業のために必要なパソコンであれば、必要経費との関係を検討できます。
ただし、購入金額や使用状況などによって処理が異なる場合があります。
プライベートでも使用しているなら、全額をそのまま副業経費として扱えるとは限りません。
2.スマートフォン
副業で、
- クライアントとの連絡
- SNS運用
- 撮影
- アプリ利用
などにスマートフォンを使うことがあります。
一方、会社員のスマートフォンは私生活でも利用することが多いでしょう。
その場合は、副業で使用した部分とプライベート部分を分けて考える必要があります。
3.インターネット・通信費
在宅副業ではインターネット環境が必要になることがあります。
- Webライティング
- AI副業
- 動画編集
- オンライン事務
- ブログ
などです。
ただし、自宅のインターネットを家族や私生活でも使用している場合は、仕事で使った部分を合理的に区分して考えます。
4.AIツール・ソフトウェア代
AI副業では、生成AIなどの有料サービスを利用する場合があります。
- 文章作成支援
- 画像生成
- 動画編集
- デザイン
- 業務効率化
のためのサービスです。
副業の仕事に必要な有料ツールであれば、業務との関連を確認して必要経費を検討します。
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5.サーバー・ドメイン代
ブログやWebサイトを使った副業では、
- レンタルサーバー
- 独自ドメイン
などの費用が発生します。
収益を得るために運営しているサイトに必要な費用であれば、必要経費との関係を確認できます。
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6.仕事に必要な書籍・資料
仕事をするために必要な専門書や資料を購入する場合があります。
たとえば、特定ジャンルの記事を書くために必要な専門資料などです。
一方、単なる趣味・娯楽目的の本まで、副業をしているという理由だけで経費になるとは限りません。
7.仕事に必要な消耗品
副業の内容によっては、
- 文房具
- コピー用紙
- プリンター用品
- 記録媒体
などを使うことがあります。
これらも仕事との関連性を確認して考えます。
8.外注費
副業の仕事の一部を他の人へ依頼する場合があります。
- 画像制作
- 記事制作
- 動画編集
- デザイン
などです。
自分の副業のために必要な外注であれば、支払った金額をきちんと記録しておきましょう。
9.仕事に必要な交通費
クライアントとの打ち合わせなど、副業の仕事のために移動した場合は交通費が発生します。
その際は、
- 日付
- 移動区間
- 目的
- 金額
などを記録しておくと確認しやすくなります。
10.仕事に必要な手数料
副業では、
- 振込手数料
- 決済サービスの手数料
- 仕事に利用するサービスの手数料
などが発生する場合があります。
こうした費用も、副業との関連性を確認して記録しましょう。
副業で経費にできない・注意が必要なもの
普段の食事代
副業をしているからといって、毎日の食事代がそのまま経費になるわけではありません。
通常の生活費と考えられる支出は、仕事との関連を明確に説明しにくくなります。
普段着
副業で人と会うからという理由だけで、普段も着られる洋服をすべて経費にできるとは限りません。
私生活でも使用するものについては慎重に考えましょう。
家族との旅行代
副業の情報収集を少ししたというだけで、家族旅行全体を仕事の経費として扱えるとは限りません。
私的な支出と仕事の支出は分ける必要があります。
副業と関係のない買い物
パソコン周辺機器や書籍であっても、副業との関係がなければ、単に「仕事っぽい商品だから」という理由だけで必要経費になるわけではありません。
仕事とプライベートの両方で使うものはどうする?
会社員の副業では、仕事専用ではなく私生活と共用しているものが多くあります。
- スマートフォン
- インターネット
- パソコン
- 自宅
などです。
このように仕事と私生活の両方に関係する支出について、仕事に必要な部分を合理的に区分する考え方があります。
一般に家事按分と呼ばれるものです。
家事按分とは?
たとえば、自宅のインターネット料金が月6,000円だったとします。
だからといって、
6,000円すべて=副業経費
とするのではなく、仕事で使用した割合を合理的に考えます。
大切なのは、
なぜその割合なのか説明できること
です。
単に「半分くらいにしておけばいいだろう」と根拠なく決めるのは避けましょう。
自宅の家賃は副業の経費になる?
自宅で副業している場合、家賃についても仕事で使用している部分を検討するケースがあります。
ただし、自宅は生活のためにも使っています。
- 仕事で使うスペース
- 使用時間
- 実際の利用状況
などをもとに合理的に区分できるか確認する必要があります。
「自宅で副業しているから家賃を全部経費」という考え方は避けましょう。
電気代も経費になる?
自宅でパソコンなどを使って副業をする場合、電気代について仕事で使用した部分を検討することがあります。
ただし、家庭全体の電気代には、
- 冷蔵庫
- テレビ
- 照明
- エアコン
- 家族が使用する電気
なども含まれます。
仕事との関連を合理的に説明できる範囲で考えましょう。
パソコンを買った年に全額経費にできる?
パソコンなど比較的高額な資産は、購入金額などによって税務上の処理が異なる場合があります。
購入した年に必ず全額を必要経費にできるとは限りません。
減価償却などの処理が必要になる場合もあるため、高額な機材を購入したときは国税庁の案内や専門家へ確認しましょう。
クレジットカードで買っても経費になる?
現金払いかクレジットカード払いかだけで、仕事との関連性が変わるわけではありません。
大切なのは、
- 何を購入したか
- 何のために購入したか
- いくら支払ったか
- 副業との関係は何か
を確認できることです。
利用明細だけで内容がわかりにくい場合もあるため、領収書や購入明細なども整理しておきましょう。
領収書がないと絶対に経費にできない?
支払いを証明する資料として領収書は重要です。
ただし、取引によっては、
- 請求書
- 利用明細
- 振込記録
- 購入履歴
など、取引内容を確認できる資料が残ることもあります。
「何に、いつ、いくら支払ったか」が後から確認できるようにしておきましょう。
副業の経費は毎月記録する
確定申告直前になって、
「この1万円は何に使ったんだっけ?」
と1年分を調べるのは大変です。
そのため、
支払い発生
↓
記録
↓
領収書等を保存
↓
月末に確認
という習慣を作りましょう。
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AI副業で経費になりやすい支出は?
AI副業では、仕事によって、
- 生成AIサービス
- 画像生成サービス
- デザインツール
- オンラインストレージ
- パソコン
- 通信費
などの支出が発生することがあります。
ただし、有料AIを契約しているからといって、それだけで自動的に全額が経費になるわけではありません。
副業の仕事にどのように利用しているかを確認しましょう。
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ブログ副業で発生しやすい経費
ブログでは、
- サーバー代
- ドメイン代
- WordPressテーマ
- 画像素材
- 各種分析・制作ツール
などの費用が発生する場合があります。
ブログ運営に必要な支出については、収益との関係を整理して記録しておきましょう。
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副業スクール代は経費になる?
副業を学ぶためにスクールや講座へ支払った費用については、現在行っている業務との関連など、個別の事情によって判断が必要です。
「副業に関係する勉強だから何でも経費」と一律に考えるのは避けましょう。
また、税務上の扱いとは別に、高額なスクールへ申し込む前には、
- 料金総額
- 学習内容
- サポート
- 解約・返金条件
なども確認しましょう。
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経費を増やせば節税になるから買った方がいい?
これはおすすめできない考え方です。
必要経費が増えれば所得が減る場合がありますが、同時に自分のお金も出ていきます。
たとえば、節税だけを目的に不要な5万円のツールを購入しても、5万円の支出そのものがなくなるわけではありません。
基本は、
仕事に本当に必要か
↓
収入や効率アップにつながるか
↓
必要なら購入する
という順番で考えましょう。
副業の初期費用と経費は同じ?
似ていますが、検索する人の悩みは異なります。
初期費用は、
副業を始める前にいくら必要か
という視点です。
この記事で扱う経費は、
副業で発生した支出を税務上どう考えるか
という視点です。
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経費を引けば20万円以下なら確定申告不要?
一定の給与所得者については、給与・退職所得以外の所得金額の合計が20万円以下の場合、所得税の確定申告が不要になるケースがあります。
ただし、20万円ルールだけですべての人を判断できるわけではありません。
また、所得税の確定申告が不要でも住民税の申告が必要になる場合があります。
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開業届を出していないと経費にできない?
開業届を出したかどうかだけで、支出の必要経費性が決まるわけではありません。
また、開業届を出しただけで所得区分が自動的に事業所得になるわけでもありません。
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副業の経費チェックリスト
支出したら確認
- 副業収入を得るために必要な支出か
- 私生活だけの支出ではないか
- 仕事と私生活の両方なら区分できるか
- 金額を確認できるか
- 支払日を確認できるか
- 領収書・請求書などを保存したか
- 何のための支出か説明できるか
経費か迷ったらどうする?
必要経費になるかどうかは、仕事内容や支出内容、使用状況などによって判断が変わることがあります。
特に、
- 自宅家賃
- 車
- 高額なパソコン
- スクール代
- 仕事と私生活で共用する支出
などは個別判断が必要になりやすい項目です。
判断できない場合は、国税庁の案内を確認するほか、税務署や税理士などの専門家へ相談しましょう。
まとめ|副業の経費は「仕事との関係」を説明できるようにする
副業で経費を考えるときに大切なのは、
その支出が副業収入を得るために必要だったか
という点です。
副業では、
- パソコン
- スマートフォン
- 通信費
- AIツール
- サーバー・ドメイン
- 書籍・資料
- 消耗品
などが仕事に使われることがあります。
一方、仕事と私生活の両方で使うものについては、全額を単純に副業経費として扱えるとは限りません。
基本の流れは、
仕事に必要か確認
↓
私生活部分と区別
↓
金額を記録
↓
領収書等を保存
↓
確定申告時に確認
です。
「経費にできそうだから買う」のではなく、「仕事に必要だから買い、その支出を正しく記録する」という順番で考えましょう。
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必要経費かどうか迷う支出は、「副業をしていなかったとしても同じように支払っていたか?」という視点でも確認してみましょう。ただし、最終的な税務判断は個別の使用実態などによって異なります。